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健診と大腸カメラと自分の人生について

ご無沙汰しております。
さて、突然ですが、職場健診に引っかかり、明日大腸カメラを受けることになりました。
いわゆる「コロノスコピー」というやつです。

術者としては2000件くらいやっているのですが、自分が受けるのは初めてです。

さて、便潜血はもとより大腸がんを見つけるためにやっているわけであって、
腺腫性ポリープという大腸がんになるタイプのポリープがあったら、大きさにもよりますが
その場で切り取ってしまうことも可能です。
これまで大腸スコープを受けたことがないので、不幸にも進行がんで見つかってしまった場合でも
全身検査で治癒可能と診断されれば、手術をすることになります。

しかし、これまでの情報がないということは、すでに手術ができない
(手術をすることが良い結果をもたらさない)状態になっていることも
考えられるわけで、期せずして自分の人生について考えてしまいました。

もう43歳ですし。心は永遠の18歳なんですがね…。

そのような状態であれば、通常なら進行を遅らせ、
元気で生きられる期間を延ばすことを目指して
抗癌化学療法をメインとした治療、
そして緩和ケアと呼ばれる心と体の症状を和らげ、負担を取る治療を
受けることになります。
(誤解の向きがあるようなので、念のため言っておきますと、
 緩和ケアというのは末期と診断されてから受けるものではありません。
 がんと診断された時から始まるものです。)

当然、そのような時は自分の人生をどうしまっていくかを考えなければなりません。

家族もいますので、家族との時間も大切ではありますが、
私は今専門にしている公衆衛生・地域保健のほかにも、
職業ではありませんが、「全国の自動車通行可能国道の完全走破」という
もうひとつのライフワークがあります。
今は子供もいて、週末は単身赴任先から帰って少しでも
子供との時間を作らなければならないので、ストップしていますが、
自分にとって大事なライフワークであることには変わりありません。

私は仕事にすべてを賭けているわけではありませんので、
そうなった以上、早期に仕事は辞め、もうひとつのライフワークに走ります。
死ぬ前になんとしても、日本の国道を走りきりたい。

これらは自動車の運転を伴う趣味なので、
コントロール困難な痛みが出てくるようになり、
オピオイド(いわゆる「モルヒネ」の仲間を総称してこういいます)が始まってしまえば
もう無理です。
そうでなくとも、抗がん剤による体調不良、あるいはがんそのものによる(「悪液質」というやつです)
体調不良なんかがあれば車の運転どころではなくなります。
そして抗がん剤を始めてしまうと、骨髄抑制(白血球や赤血球が減ってしまうこと)の
経過観察をしなくてはなりません。

道内はともかく、四国や九州・沖縄にだってまだ走ってない国道があります。
抗がん剤を使い始めたらそんな遠出はまず不可能ですし、
進行大腸がんなら、出血のリスクもあります。
ただ、体力の続く限りはそれをやりたいなあと、、、
無論、寿命は縮むことは覚悟の上で、でも安全第一で体力の限界が来たらすぐやめる覚悟で、、、
車を運転する以上、事故などで人に迷惑をかけるわけにはいかないので。

ただ、ここで香ばしい方々が出てきそうなので、
(医者が使わない薬を云々…という人達です)
私も自分が車の長距離運転を伴うハードな趣味をライフワークにしていなければ、
普通に抗癌化学療法を受けるでしょうし、
私のような異常な趣味を持っていない多くの方は適応があるならそうすべきです。

そして、日本の国道を走りきるか、体力の低下やオピオイドの導入でもう走れなくなったら、
残りの人生を妻や娘と、少しでも思い出を残したい、そう思っています。

人生における優先度の選択がおかしいと思われる方、いるかもですね。
私も自分で異常と思っています。
でも、人生において、「大事なもの」と「優先度の高いもの」は違います。
今の健康な人生だって、仕事より家族が大事に決まっていますが、
でも家族より仕事が優先です。
だから、420kmも離れた単身赴任をしています。
ま、田舎住まいが趣味、というのが半分ですが(^^;

もちろん、妻が妊娠していたり、娘がとても困ったことになっていたりしたら、
そのときは家族を優先します。
それは時と場合、ケースバイケースです。
大事なものは揺らがないけど、優先度はその時によって変わります。

そんな感じで、自分が治癒不可能ながんと診断されたら何を考えるのか
脳内シミュレーションしてみました。

そこではたと冷静になって考える。

だったら、
がんで治癒不可能と診断されたらやるとかナンセンスなこと言わずに、
自分のやりたいことを、先延ばしにせず
今やっちゃえよ、すぐやっちゃえ、今週末から始めろよと(笑)

ま、それもそうなんですが、そうもいかないのが人生。

しょうがないさ、にんげんだもの。

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コメント

結局ポリープを2個、内視鏡で切除してもらいました。
写真はあえてアップしませんが(見たくもないでしょうし)
来年も受けなければならなさそうです。

すごく不安を感じていたわけではなく、
検査を契機に人生を考えてみただけです。

そもそも人間の死亡率は100%ですし、
そんなことを考えるタイミングがいつかの問題でしかありません。

まあ、いい経験になりました!

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