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読後所感~「ゼロリスク社会」の罠 「怖い」が判断を狂わせる(佐藤健太郎・著)

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「何かあったら」~我々の業界では非常によく耳にする言葉ではありますが、

我々、端的に申し上げると「絶対何も起こらない」ということを保証することはできません。

それを要求するのはいわゆる「ゼロリスク論」という、ないものねだりです。


我々の(のみならず政治家や軍隊なんかもそうなんでしょうが)仕事はリスクをゼロにすることではなく、リスクを「管理」することです。

むろん、ゼロにできるだけ近づける、というのはありだと思いますが、

こっちの方向に行くか、あっちの方向に行くか、それともこのままとどまるか…

あっちやこっちに行くメリットは、デメリットは、行かないメリットは?メリットは?

全てを計算した上でリスクの少ない方に進む、これが現実的な決断なのですが、

往々にしてそういう理屈は理解されがたいものです。


大げさではなく、日本国民必読の書と言ってもいいと思います。

※仕事ブログとのマルチポストになっております。ご了承ください。

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コメント

買いました。
# アフィリエイトのリンク探しちゃったよ。
が、一緒に10冊ほど他の本を買ったので、まだ読めていません。
# 「選択の科学」とか「本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること」とか。

さておき、「全てを計算した上で…」は、「現実的」な決断ではなくて、
「理想的」(望ましいという意味ではなく実現可能性が乏しいという意味で)な決断ではないかなあ。
把握し得る限りのファクタを考慮する、のが現実的かと。
私も素養がなくてよく分からないが、核物理、高分子有機化学などは、
「よく分からない=把握できるファクタが少ない」ということが現実のリスク以上に不安を煽っているのだとは思うけど。

また、必ずしもみんながゼロリスクを指向しているかは怪しい。
もしそうなら、パチンコ屋や公営ギャンブルがそんなに繁盛するわけがない。
それはもちろん、必ずしも客が受容可能なリスクを判断してそうなっている、という訳ではないと思うが。

読んだ後、感想をポストするかは未定です。
知ったかぶりが露見するリスクもあるしなあ。

「全てを計算」とはむろん、「(把握しうる)全て」ですね。把握できないものは計算のしようがありません。
「よくわからないものをどう扱うか」というのが我々の仕事の本質の一つであります。
臨床疫学も疑似科学も、あるいは宗教や哲学もその答えの一つでありますね。正しいかどうかは別として。

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