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上から目線の「患者教育」

現在私は、「総合診療」の一環として、内科・外科以外の、病院に常勤医のいない科(眼科や耳鼻科、皮膚科など)の疾患の患者さんに対する緊急対応・応急処置も行っています。

こういう仕事は決して嫌いではないですし、そもそも「専門外」と厭うなという教育を受けてきていることや、以前になんでも受けざるを得ない施設に勤務したこともあるので、対応自体は全然苦になりません。むしろ、面白いと思いながらやっています。(もちろん、専門家ではありませんので、ハラハラすることもなきにしもあらずですが、それをどうにかするのがgeneralistの仕事と思っています)

しかしながら(実例ではなく少しアレンジしてます)、

耳鼻科出張医が帰った直後に来たメニエール病患者さんの昨日からの回転性めまい

とか、

皮膚科出張医が帰った直後に来た2~3日前からの発疹

とかの対応に当たると、幾分がっかりしてしまうのも事実です。

もちろん、普通に自分ができる対応を行い、緊急性ありと判断すればより大きな施設の専門家に相談したり転院を打診したりするわけですし、それはどのような時間、タイミングであろうと変わることはないのですが、

大都会(道東では北見、釧路、帯広レベル)の総合病院でもない限り、全科常勤医がそろう、ということは、少なくともこの北海道では難しくなってきています。

地方の小都市や田舎暮らしを継続していくためには、自分の持病の担当医の出番が何曜日の何時かを把握しておいて、症状があるようなら医者がいるうちにかかっておくなどということも、

   暮 ら し の 知 恵

に属するものではないかと考えております。

あと、「コレステロールや中性脂肪の二次検診は絶食で午前中に来る」とか、そういう施設の具体的な使いかたなども含めて、ワークショップ形式でどこかで話しをする機会があればいいなとは思っていますが…。あとは、「自分の子供(あるいは高齢の親)がこんな状態になりました。さあ次にどういう行動をとりますか?」的な話し合いをして、答えを参加者に出してもらうような会合とか…。



少なくとも、どこからか偉い先生を呼んできて「健康講演」とか、いかにも役人的な上から目線の「健康教育」行事でお茶を濁すよりは、そっちの必要性や緊急性が高いかなと思っています。もちろん、医学的知識の講演が不必要とまでは言いませんけどね…。

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